今日は、以前書いたラバーベルトの時計をご紹介します。
これは、TECHNOS(テクノス)というスイスブランドの60年代のモノです。
テクノスというブランドは、スイスに1900年に創業、今でも続く名門です。
が、現在、少々ややこしい事になっており、、、
このブランド、色んな会社にライセンスを譲渡して、今では色んな国製のテクノスブランドの時計が存在するという、分かりにくいブランドになってしまっています。
そんなブランドなんですが、過去(特に60年代~70年代)には素晴らしい時計もリリースしており、中でも有名なのが、スカイダイバーと呼ばれるダイバース・ウォッチです。
スカイダイバー自体、そんなに高価なモデルではありませんでしたが、価格にしては非常に作りの良い、バランスの良いダイバースとされています。
そして、この写真の時計は、そのスカイダイバーがリリースされる前に製作されたであろう?と予想されるダイバースです。
スカイダイバーは自動巻きなのに対して、この時計は手巻き、針もランチェロ針と言って、針の先が矢印のような形をしています。
ねじ込み式リューズのしっかりした作り。リダンの多いブラックダイアルですが、これはオリジナル、また夜光も自然な退色で、良い雰囲気です。
37mmという、今見ると小ぶり(ダイバースにしては)なのも、スーツスタイルにはピッタリでしょう。
とにかくこの黒とベージュ(夜光塗料)の配色、このバランスに一目惚れでした。
この格好良さにして、即決できるお値段だった事も付け加えておきます(笑)。